アレサンドロです。
ポリティカルコレクトネスは
英語では「Political Correctness」と書き、
「PC」や「ポリコレ」とも略されます。
一般的には「非差別的な言葉づかい」という
意味があります。
1980年代頃のアメリカで生まれた言葉で、
偏見や差別に起因した表現や認識を
改めるための概念を指します。
とくに人種や性別、文化、年齢、職業の
多様性を認め、中立的な表現や用語を
用いらなければならないとしています。
ポリコレの普及によって、
職業の呼称においても性別を特定しない
「中立的な言葉」への置き換えが
進んでいます。
日本でもポリコレの影響がありました。
職業に関する言葉がそれにあたります。
例えば
看護婦→看護師
スチュワーデス→キャビンアテンダント、客室乗務員
保母→保育士
などが思い当たります。
「痴呆症」→「認知症」などもそうですね。
ポリコレの視点を持つことで、
自然とハラスメント対策にもなり、
多様な人々が安心して働ける
環境作りにも繋ります。
それでも、ハラスメントや
差別のニュースは毎日のように
報道されていますが。
昭和時代、日本のアニメには
日本人しか登場しませんでした。
「巨人の星」や「侍ジャイアンツ」には、
黒人やアメリカ・インディアンの
キャラクターが登場して、
活躍していましたけれど。
それでも「アパッチ野球軍」などは、
そのタイトルから、今では全く
再放送されないアニメもあります。
差別的な表現が、あるようです。
ハリウッド映画でも、
スターウォーズ 新たなる希望や
バック・トゥ・ザ・フューチャーなどは
ほとんど白人のキャラクターで占められています。
主要キャラクターに黒人や中国系の俳優が
登場します。
トランスフォーマーやオデッセイでは、
物語の舞台が中国になっています。
ポリコレが原因ではなく、
製作費を中国の企業が出している
からのようです。
自分は、日本人しか出ない日本のアニメや
白人しか出ないアメリカのドラマに違和感を
持っていました。
交通手段の発達により、
国境を跨いで人の移動が簡単に可能に
なりました。
東京ディズニーリゾートでも、USJでも、
そして地方の観光地でも外国人からの
観光客が目につきます。
今はコロナの影響で少なくなりましたが、
円安の影響でまた増えてくるでしょう。
ポリコレや偏見を意識せずに、
人と人が平和に共存できることを願っています。
そして、映画やアニメの良い作品がたくさん公開されることを願っています。