アレサンドロです。
原哲夫による漫画
「花の慶次 -雲のかなたに-」は、
隆慶一郎作の歴史小説
「一夢庵風流記』を原作とした
前田慶次郎利益を
主人公としたお話です。
原哲夫の漫画なので，
前田慶次は，
「北斗の拳」のケンシロウや
「CYBERブルー」のブルーに
そっくりです。
さて，モデルとなった
前田慶次郎利益は，
（まえだ けいじろう とします）
戦国時代末期から江戸時代初期に
活躍した武将といわれて言います。
漫画の中の慶次は，
「身の丈六尺五寸（197cm）の大柄の武士」
として描かれていますが，
実際の前田利益は，
現存している甲冑の大きさから
他の武将の比べてそれほど大きさは
変わらないようです。
前田利家の加賀藩を出奔した後は，
直江兼続に請われ
上杉藩に出仕していたようで，
関ヶ原の戦いが起こった慶長5年1600年には，
浪人の集団である組外衆筆頭として
1000石を受けていました。
関ヶ原の役では、
長谷堂城の戦いに出陣し、
功を立てたとされています。
西軍敗退後は，
上杉氏の米沢厳封に従い
米沢藩に仕えたようです。
晩年は，
穀蔵院忽之斎
（こくぞういん ひょつとさい）、
龍砕軒不便斎
（りゅうさいけん ふべんさい）という
人を食った道号で，
連歌などをして過ごしたようです。
興味がある方は，
ゆかりの地が多く残っていますので，
行ってみると良いですよ。
