アレサンドロです。
アガサ・クリスティの生んだ
名探偵エルキュール・ポアロが、
イタリアの水上都市ベネチアを舞台に
不可解な殺人事件の解決に挑む姿を描いた
9月15日に公開されます。
ケネス・ブラナーが監督・製作・主演を
務めた「オリエント急行殺人事件」
「ナイル殺人事件」に続くシリーズ第3弾。
ベネチアの亡霊の前にもう一度
「オリエント急行殺人事件」を
振り返ってみました。
2017年の「オリエント急行殺人事件」は、
(Murder on the Orient Express)
アメリカ合衆国のミステリー映画です。
監督・主演はケネス・ブラナー。
1934年にアガサ・クリスティが
発表した小説「オリエント急行の殺人」を
原作としています。
その奇抜な結末からアガサ自身が
お気に入りの作品の1つに挙げている
作品です。
出演者は、
ケネス・ブラナー
ペネロペ・クルス
ウィレム・デフォー
ジュディ・デンチ
ジョニー・デップ
ジョシュ・ギャッド
デレク・ジャコビ
レスリー・オドム・Jr
ミシェル・ファイファー
デイジー・リドリー
かなり豪華な俳優陣です。
物語は、1930年、ロングアイランドの
アームストロング家の幼い娘デイジーが
誘拐され、遺体で発見されることが発端です。
5年後、イスタンブールで事件を解決した
私立探偵のエルキュール・ポアロは
オリエント急行でロンドンへ。
その車内でアメリカ人資産家のラチェットから
命を狙われているので警護を依頼されるが、
ポアロは興味がないからと断る。
翌朝、ラチェットが寝台で
12回も刺された死体で発見される。
ポアロは鉄道会社の重役から調査を依頼され、
一等車の客に聞き込みを開始する。
ポアロが聞き込み調査を実施したところ、
乗員の全員にアリバイがあり、
事件の捜査は暗礁に乗り上げてしまう。
ポアロは天性の直観と丹念な推理で、
遺留品からラチェットが
アームストロング事件の
首謀者カセッティであることを突き止め、
彼が命を狙われた理由を知る。
しかし、衝撃の真相を前にしてポアロは
懊悩することになる。
真実を優先すべきなのか、
それとも、
正義を優先すべきなのかと。
やがて、彼はある決断を下すことになる。
映画批評家支持率は59%、
平均点は10点満点で6.1点。
映画批評家の見解を要約すると、
「映画史の古典となった1974年版に
何一つ新しいものを付け足せていない。
スタイリッシュなセットと
オールスターキャストのお陰で、
『オリエント急行殺人事件』は
脱線せずに済んでいる。」と。
本作のエンディングは続編が製作され、
「ナイル殺人事件」としてすでに
公開されています。
「Murder on the Orient Express」は、
アガサ・クリスティによって1934年に
発表された長編推理小説である。
アガサのの長編としては14作目、
エルキュール・ポアロシリーズとしては
8作目にあたります。
日本語初訳は「十二の刺傷」の題名で
刊行されました。
1974年版は、
EMIにより多額の制作費を投じて
製作されました。
キャストには
ポワロ役にアルバート・フィニー、
ラチェット役にリチャード・ウィドマーク、
豪華キャストが起用されて
話題となったそうです。