アレサンドロです。
再映画化した「異人たち」が、
2024年4月19日(金)に公開されました。
監督は、アンドリュー・ヘイ。
今回は、1988年には
監督・大林宣彦によって、
秋吉久美子の出演で映画化された
「異人たちとの夏」を紹介します。
物語の舞台は、東京・浅草。
壮年のシナリオライターの原田は、
妻子と別れ、マンションに一人暮らし。
ある日、幼い頃に住んでいた浅草で、
12歳のときに交通事故死した
両親に出会う。
原田は早くに死に別れた両親が懐かしく、
少年だった頃のように
ふたりの元へ通う。
そして、同じマンションに住む
桂という女性にも出会い、
不思議な女性だと感じながら
彼女と愛し合うようになる。
しかし、2つの出会いとともに
原田の身体はみるみる衰弱していく。
夜になると人の気配が遠のく、
ロンドンのタワーマンションに
ひとりで暮らす脚本家アダム(スコット)。
同じマンションの謎めいた
住人ハリー(メスカル)と出会い、
ありふれた日常に変化が訪れる。
12歳の時に交通事故で
亡くなった両親(ベル、フォイ)が、
そのままの姿で目の前に現れるようになる。
映画「異人たち」では、
死別した両親との交流、
ミステリアスな隣⼈との恋の⾏⽅を
映像化しています。
愛と孤独、喪失と再⽣、
さらにはセクシュアリティーといった
テーマも内包しています。
観る者の奥底にある記憶や郷愁を
呼び覚ます作品のようです。