アレサンドロです。
「ラーゲリ」とは、
ロシア語で「収容所」を表すそうです。
「ラーゲリより愛を込めて」は、
二宮和也が演じた主人公 山本幡男さんの
遺書を暗記し、愛する家族に届けた
「奇跡の遺書リレー」を繋いだ
仲間達の物語です。
シベリア抑留でなくなった山本幡男さん
=長男顕一さん提供
辺見じゅんのノンフィクション
「収容所から来た遺書」を原作にした映画で、第2次大戦後、ソ連軍の捕虜として
収容所(ロシア語でラーゲリ)に
抑留されながらも生きる希望を
捨てなかった山本幡男さんの
半生を描いています。
「帰国(ロシア語でダモイ)」の思いを胸に、仲間たちの精神的支柱であり続けた山本さん。
過酷な収容所生活のため体は衰弱し、
咽頭癌により、余命数ヶ月を宣告された
山本さんに収容所の仲間たちは、
遺書を書くことを勧めます。
山本さんは、54年(昭和29)、
収容所内の病室で亡くなりました。
45歳。抑留されて9年がたっていました。
ただ、文字が書かれたものは
収容所の兵士に没収されてしまいます。
そこで、山本さんの妻、母
そして子供達へ宛てた手紙を
分担して暗記して日本に
持ち帰ることにします。
終戦から12年目、
翌57年(昭和32)、
暗記担当者の一人が初めて
妻モジミさんのもとへ遺書を届けまた。
「頭の中のものは、
取り上げられません。」
というセリフは、
ユダヤ人の教えにも通じる
言葉だなと思いました。
「ラーゲリより愛を込めて」
Amazonプライムビデオで視聴できます。
是非ご覧ください。