アレサンドロです。
2022年2月にロケ地である
ウクライナへのロシアの侵攻を受け、
映画館や地方自治体による
チャリティー上映会が日本各地で
開催され話題になった「ひまわり」を
やっと観ることができました。
「ひまわり」は、
( I Girasoli )
イタリア・フランス・ソビエト連邦・
そしてアメリカ合衆国によるドラマ映画です。
戦争によって引き裂かれた夫婦の行く末を
悲哀たっぷりに描いた作品で、
地平線にまで及ぶ画面一面のヒマワリ畑が
評判になりました。
数あるローレン主演の映画の中で
最も日本で愛されている作品だそうです。
物語は、
出征したきり行方不明の夫の消息を求め、
関係省庁へ日参する女性(ソフィア)。
戦時中、洋裁で生計を立てる陽気な
ナポリ娘ジョバンナとアフリカ戦線行きを
控えた兵士アントニオは海岸で出会い、
恋に落ちる。
結婚休暇を目当てに結婚式を挙げた2人は、
幸せな新婚の日々を過ごす。
戦争終結後も帰らないアントニオを
求めてジョバンナはウクライナへ。
イタリア軍が戦闘していたという
ウクライナの村でアントニオの写真を
見せて回るジョバンナだったが、
一向に消息が掴めない。
ジョバンナの前に、
地平線の彼方まで続くひまわり畑が広がる。
多くの兵士たちがこのひまわりの下に
眠っているという。
無数の墓標が並ぶ丘で役人の男性は
「諦めたほうが良いのでは」と言うが、
彼女はきっぱりと「夫はここにいない」と
言って拒絶する。
言葉も通じない異国で、
なおも諦めずにアントニオを
探し続けるジョバンナは、
郊外の村で中高年の女性たちから、
一軒の慎ましい家に案内される。
そこには、若妻風のロシア人女性
マーシャと幼い女の子カチューシャが
暮らしていた。
言葉は通じずともジョバンナとマーシャは
互いに事情を察する。
マーシャは片言のイタリア語で、
アントニオと出会った過去を話し始める。
雪原で凍死しかけていた彼を
マーシャが救ったのだが、
その時アントニオは、
自分の名さえ思い出せないほど
記憶を無くしていたという。
冷戦時代に西側スタッフが
ソ連ロケを認められた作品です。
ロケ地となったひまわり畑は、
ポルタヴァ州の州都ポルタヴァの
約27km北に位置する
チェルネーチー・ヤール((Чернечий Яр)村]で
行われたと特定されている。
音楽はヘンリー・マンシーニ。
数多くの映画音楽を手がけた中でも
特に評価が高い作品で、
主題曲は世界中でヒットしました。
確かに映画を観ていると、
どこかで聴いたような音楽が
BGMとしてたびたび流れていました。
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