アレサンドロです。
「戦火の馬」は,
(原題:War Horse)
1982年に出版された
マイケル・モーパーゴの小説。
また,「ウォー・ホース 〜戦火の馬〜」
として2007年に演劇になっています。
今回は,、2011年に公開された
スティーブン・スピルバーグ監督の
映画「戦火の馬」を紹介します。
物語は,少年アルバートと共に育った馬の
ジョーイが第一次世界大戦で軍馬として
フランスに送られ、幾多の困難を乗り越えて
アルバートとジョーイが無事に帰宅するまでを
描いたお話です。
ジョーイは,頭に菱形の斑点が
あることが特徴です。
物語の舞台は,第一次大戦前のイギリス。
農夫のテッド・ナラコットが,
若い馬を買うことから始まる。
テッドの息子・アルバートは
彼をジョーイと名付け、可愛がる。
第一次世界大戦が始まり,
テッドはにジョーイを軍隊へ売ってしまう。
アルバートはジョーイと一緒に
入隊しようとするが,
まだ幼く,入隊することはできず,
ジョーイと離ればなれになってしまう。
軍馬となったジョーイは,訓練され、
ジェームズ・ニコラス大尉の歩兵部隊に所属する。
また,ジェームズ・スチュワート乗馬
トップソーンとジョーイはすぐ友達になる。
このあたりは,作者モーパーゴの
馬の視線を通した展開でもある。
ドイツ軍に突撃した歩兵部隊は,
ドイツ軍の罠にはまり,
ニコラス大尉は殺される。
次の突撃中、敵の前線で
ジョーイとトップソーンは,
ドイツ軍に捕らえられ,
ドイツ軍の分場として酷使される。
ドイツ軍は前線近くの農園で暮らす
エミリーと彼女の祖父に、
ジョーイとトップソーンを
世話することを許す。
ドイツ軍砲兵が彼らの農場のすぐ近くを通り、
ジョーイとトップソーンを
大砲引きをさせるために持ち去る。
ジョーイとトップソーンは,
大砲引きのわずかな生き残りだが,
ある日、ジョーイと水を飲んだ後、
トップソーンは心不全で死んでしまう。
戦場でジョーイは恐怖の中で走り、
有刺鉄線に絡まり傷だらけになりながら
ドイツ軍と連合軍の無人緩衝地帯まで
逃げてくる。
両軍派の兵士は,傷ついたジョーイを見つけ
有刺鉄線から救い出して,
コイントスで所有権を決める。
コイントスの結果,連合軍が所有権を勝ち取る。
農場のアルバートのもとに,
ジェームズ・ニコラス大尉の戦死の知らせと
彼が描いたジョーイのスケッチが届く。
成長したアルバートは入隊して
戦場へ赴く。
戦場へ出たアルバートは,
ドイツ軍の毒ガス攻撃により
目を負傷して病院で治療しているときに,
保護されていたジョーイと再会する。
第一次世界大戦が終わると,
軍馬は競売にかけられることになり,
ジョーイも競売へ。
アルバートには,軍の仲間の募金が集まり
ジョーイを競り落とそうとするが,
エミリーの祖父が100ポンドで競り落とす。
しかし,ジョーイとアルバートの様子を見て,
エミリーについて人々に話す代わりに
ジョーイを安い値でアルバートに売る。
そして,
アルバートとジョーイはイギリスに戻る。