アレサンドロです。
立春を過ぎて、自分の住む街では
今日は暖かい1日になりました。
「時代屋の女房」は、
村松友視が書いた小説で、
1983年と1985年に映画化されました。
東京・大井で骨董屋「時代屋」を
営む安さんと、そこへやってきた真弓という
女性の恋物語。
「時代屋」は品物ではなく、
時代を売る骨董屋です。
夏目雅子。
この名前を聞いただけで
様々な思いが去来するのは、
自分だけでしょうか?
舞台となった骨董店「時代屋」は
実在の骨董店で、
当時は大井町駅近くの
大井三ツ又交差点の一角にありました。
1990年代末、
都道拡幅予定地のために渋谷区、
広尾商店街に移転しています。
-----ーーー-----
安さんの目にうつる真弓の姿、
それが映画のエンディングである。
それは僕たちが見る
夏目雅子のエンディングに近い姿でもある。
映画公開から2年後の1985年、
享年27歳の若さだった。
森崎監督はもちろんそのことを
予感してこのシーンを撮っていないだろう。
しかし歩道橋の上という
何の変哲もない風景なのに、
笑顔を浮かべて歩く夏目雅子の姿が
目に焼き付いて消えない。
サライ より
-----ーーー-----