アレサンドロです。
1981年の第5回すばる文学賞を受賞した
本間洋平作の「家族ゲーム」をた映画化。
監督は、森田芳光
主人公 吉本 勝を松田優作が演じ
1983年6月公開。
家庭教師と受験生・沼田茂之とのやり取りを
中心に沼田家を取り巻く騒動を描いている。
その騒動に受験戦争やいじめ、
“バット殺人”、核家族の問題など
1980年代前半の社会状況を反映しつつ、
当時気鋭の監督だった森田が
シュールにユーモラスにシニカルに
描いた映画です。
この映画は、1983年のキネマ旬報社が選ぶ
日本映画の1位に選ばれました。
海外でも高い評価を受け、
ニューヨークに招待された
森田監督と松田優作は喝采を浴びます。
受験生を演じた宮川一朗太は、
高校生の自分は、
オーディションの時に「にっかつ」と聞いて、
ついに事務所は僕をポルノ映画に
売り飛ばすのか」と
ショックを受けたそうです。
ただ結果として大切な代表作となり、
優作さんとの思い出をくれた
作品でもあります。
と語っている。