アレサンドロです。
2011年にkindleで出版された
アンディ・ウィアーの小説「火星の人」を原作に、
ドリュー・ゴダードが脚本を書き製作された
「オデッセイ」を紹介します。
(The Martian)
監督はリドリー・スコット。
日本語タイトルの「オデッセイ」は、
古代ギリシャの詩人ホメロスが書いた叙事詩であり、
そこから発生した意味として
「長期の放浪・冒険」を意味しています。
マット・デイモン演じる宇宙飛行士
マーク・ワトニーがチームでの
火星探査中に嵐に遭い、
独り火星に取り残されるところから
始まる物語で話題になりました。
他の宇宙飛行士たちはマークを
死んでしまったものと思い地球への帰路へ。
そこからマークの孤独なサバイバルが始まります。
植物学者のワトニーは、残された資材を材料に
・水
・空気
・電気
を確保する。
物資の中にあった「生のジャガイモ」を発見し、
火星の土と「クルーの排泄物」をもとに
耕作用の土を用意し、
ジャガイモの栽培に成功する。
ある日、居住施設の外層が破損し、
ワトニーが入ったままのエアロックが
吹き飛んでしまう。
ワトニーは無事で、
施設も再度住めるようになったが、
栽培中だったジャガイモが全滅。
残った食料を食い延ばすことを
余儀なくされてしまう。
NASAでは、ソーラーパネルやローバー2が
動いている事で、ワトニーの生存を察知する。
ワトニーは、マーズ・パスファインダーを回収し、
その通信機能を回復させる。
NASAとワトニーは、マーズ・パスファインダーの
レプリカを通して短い通信を可能にした。
しかし、複雑な内容を伝えることはできないため、
16進法を用いた情報伝達方法を確立させ、
ようやく文章送信による直接連絡が可能になる。
最終的にワトニーの救援は成功するのだが、
2010年前後のアメリカ映画には、
中学の資金が入っているので、
中国人や中国の町並みが
たびたび出てきます。
ここがちょっと残念に思っています。
中国が嫌いなわけでなく、
ストーリーが突飛な感じになってしまいます。
話を戻します。
NASAの支援ができなくなった矢先、
中国国家航天局から援助の申し出があり、
中国のロケットが救助を引き受けることになり、
新たな輸送艇の建造が急ピッチで進められます。
わずかな可能性を信じて
前代未聞の救出プランを実行するのだった…。