アレサンドロです。
化身は、1986年10月公開の
年の差のある男女の恋愛映画です。
原作は、1984年4月から
1985年11月にかけて「日本経済新聞」に
掲載された渡辺淳一の恋愛小説です。
黒木瞳の映画初主演作で
相手役は、藤竜也。
作詞家の阿木洋子が共演しています。
阿木燿子も大胆なベッドシーンを演じ、
R-15指定されています。
物語は、
文芸評論家の秋葉大三郎が、
年若いホステス霧子を理想の女性に仕立て、
磨き上げていく物語です。
そして、磨き上げ女性は独り立ちして
羽ばたいていってしまいます。
化身の後、
中年を過ぎ、ある程度社会的地位を築いた
男性と若い女性との恋愛物語や不倫映画が
たくさん製作されました。
そういう意味では、「化身」は、
エポックメイキングな作品と言えるでしょう。
活動した後に、退団して、
映画など芸能界で活躍する女優さんの
はしりといえます。
もちろん、黒木瞳以前にも
大活躍された大女優も
多々いらっしゃいました。
サブスクでは観られない作品ですので、
お金を払ってでも観ていただきたい
日本映画作品の一つです。