アレサンドロです。
「グリーンブック」は、
1936年から1967年にかけて、
黒人旅行者を対象とした中で、
最も人気のある旅行本でした。
「グリーンブック」には、
・宿泊施設
・美容院
・療養所 など
黒人が利用できる様々な施設が
紹介されて出版されていました。
1962年当時、人種差別的な法律
「ジム・クロウ法」が当たり前だった
アメリカ南部を黒人が安全に
旅行できるように作成されたのが
「グリーンブック」でした。
映画「グリーンブック」の舞台は、
1962年のアメリカ。
腕っぷしには自信があった
イタリア系白人のトニー・リップは、
ニューヨークの一流ナイトクラブ、
コパカバーナで用心棒の仕事を
していました。
ある日、トニーは黒人ピアニストの
ドクター・シャーリーの運転手として
スカウトされます。
こうして、トニーとシャーリーは
一緒に8週間のツアーの旅に
出掛けることになりますが……?
トニー・“リップ”・ヴァレロンガ
ドクター・ドナルド・シャーリー
北部にいる黒人が南部へ向かう。
当時これは本来、避けるベき行動でした。
・黒人が白人専用の施設に
間違って入っただけで逮捕
・黒人が無条件にリンチされる など
州の法律によっては、このようなことが
合法的に可能だった時代です。
映画の中でも、
・シャーリーを乗せて
車を走らせるだけで
警察に逮捕。
・お酒を飲みにバーに入った
シャーリーがリンチに会う。など
「グリーンブック」の脚本は、
トニー・リップの息子ニック・ヴァレロンガ
ニック・ヴァレロンガは、
父とのドン・シャーリーの友情の
脚本を書き、製作を務め
多数の賞を獲得しています。
「グリーンブック」で2019年に
2年ぶり2度目となる
第91回アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。
ボストン映画祭主演男優賞受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞主演男優賞受賞
「グリーンブック」は、
アカデミー賞で全5部門でノミネートされ、
「作品賞」・「脚本賞」・「助演男優賞」の
3部門を受賞している傑作です。
人種差別を乗り越えた友情に感動する物語を
この機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか。