アレサンドロです。
昨日のディズニーに関連して、
東京ディズニーランドの人気アトラクション
「スプラッシュマウンテン」の元になった
お話の映画「南部の唄」を紹介します。
アメリカのスプラッシュマウンテンは、
2023年に閉鎖されています。
「南部の唄」は、
( Song of the South)
ウォルト・ディズニー・プロダクション
により制作された実写と
アニメーションからなる
1946年11月公開の長編映画です。
日本では1951年10月に公開されました。
「南部の唄」は、奴隷制を美化していると
全米黒人地位向上協会から批判され、
1986年以降、ディズニーが自主的に封印し、
日本でも92年までに2度ビデオ化
されましたが、現在は廃盤になっています。
そんな事情から日本では人種差別映画と
認識されています。
舞台は、19世紀半ばのアメリカ南部の大農園。
ここに暮らす黒人は奴隷ではありません。
小作農で農園主とは雇用関係にあると
思われます。
物語は、白人の少年・ジョニーと
黒人のリーマスおじさんの心のふれあいを
描く実写部分を軸に、
リーマスおじさんが話す
おとぎ話の部分がアニメーションと
なっている。
プアホワイトの一家が登場し、
彼らは白人の農場主からも黒人共同体からも
良く思われていない。
嫌われていその家の悪ガキ兄弟。
彼らは自分たちの妹や飼い犬ばかりか
主人公ジョニー少年を理由もなく苛めてくる。
怖がるジョニー少年に
「黒人のリーマスおじさん」は、
おとぎ話を使って、
苛めに立ち向かう勇気を教えてくれる。
そして、教えを受けたジョニーは、
苛めに果敢に立ち向かい、
自らばかりか悪ガキの妹まで救います。
本作に登場するブレア・ラビットの
ブレアはブラザーの南部訛り。
1947年度のアカデミー賞で、
「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」が
(Zip-a-Dee-Doo-Dah)
アカデミー歌曲賞を、
リーマスおじさんを演じた
ジェームズ・バスケットが、
(James Baskett)
特別賞を受賞しています。
「南部の唄」は、
完全に封印されてしまっている状態です。
ディズニーの作品であるにも関わらず、
現在は公式Disney+で取り扱いはありません。
販売やレンタル、配信もありません。
観たい方は、中古ビデオを
購入することになります。
しかもプレミアが付いてしまって、
3万円というプライスになっています。