エイズ裁判を扱った「フィラデルフィア」

アレサンドロです。

かつては、「感染したら死ぬ」と

言われていたエイズ。

人免疫不全ウイルスに感染したことにより

発症する病気です。

現在では、

人免疫不全ウイルスHIVに感染しても

薬物療法でウイルス量をコントロールして

エイズの発症を防ぐことができるように

なりました。

また、エイズを発症しても

かかった病気に応じた治療が開始されることで

治療する方法が確立しています。

今回紹介する映画は、

エイズを発症した弁護士が、エイズを理由に

法律事務所から解雇され、裁判で戦う姿を

描いた「フィラデルフィア」です。

主演は、トム・ハンクスと

デンゼル・ワシントンです。

物語は、一流法律事務所に勤務する

弁護士ベケットが自分がエイズに

感染したことを知るところから始まります。

やがて会社はベケットに解雇を宣告。

エイズ患者に対する不当な差別だとして

ベケットは訴訟を決意し、

以前は敵として法廷で闘ったことのある

ミラーに弁護を依頼する。

ミラーはベケットがエイズ患者であり、

かつ同性愛者であることに偏見を抱き、

一度は依頼を断るが、

それでも偏見や蔑視と戦おうとする

ベケットの姿に心を打たれ、

弁護を引き受けることに。

しかし、裁判は日に日に衰弱していく

ベケットとその関係者にとって　

過酷なものになっていく……。

自由と兄弟愛の街フィラデルフィアで

展開される裁判の行方を描いたドラマ。

ベケットを演じたトム・ハンクスが

アカデミー主演男優賞を受賞。

ブルース・スプリングスティーンによる

主題歌も歌曲賞を受賞しました。

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