アレサンドロです。
「ミッション：インポッシブル
／デッドレコニング PART ONE」
キャストの来日イベント取り止めが
発表されました。
ベンジー・ダン役の
サイモン・ペッグは、
インスタグラムに投稿し、
「組合のストが今日真夜中に
スタートします。
プロモーションツアーも
ここでストップします」と
コメントしました。
「ソーシャルメディアの投稿も
出来なくなります。
日本にも行きたかった。
僕らが訪れるのを心待ちにして
くれていた日本の皆さん、
ごめんなさい！」と日本のファンに
メッセージを送っっています。
組合こと米映画俳優組合とは、
（SAG-AFTRA）
米国の映画・テレビ・ラジオの
俳優や記者等の労組で、
2012年にSAGとAFTRAの統合により
設立されました。
映画製作者協会（AMPTP）との
新契約の認可に合意しなかったため、
ストライキに突入することを
正式に決定。
全米脚本家組合も
（WGA）
同じようにストライキ中です。
ハリウッド映画界は、
現在興行収益低下に
苦しめられています。
製作費に対して興行収益が
期待を下回る映画が
続出しています。
最近のハリウッド映画界は、
過去に大ヒットした映画
のリメイク作品が多くなっています。
過去のネームバリューによって
多数の観客動員と
ある程度の収益が望めるからです。
しかし、その分脚本の評価は低く、
大ヒットにはつながっていません。
「トップガン マーベリック」は
その限りでは無かったかもしれません。
特に脚本家の間では、
脚本家に変わってAIに
脚本を書かせることで、
脚本家が不要になることが
心配されています。
AIは映画制作において
技術的な役割を果たしています。
特殊効果の作成や映像の編集、
音声合成などにAI技術が
活用されています。
現在の映画製作には、
AIは無くてはならない存在に
なろうとしています。
AIは映画製作プロセスの一部として
利用されるツールの一つであり、
労働運動やストライキの直接的な
対象ではありません。
ただし、AIの導入や自動化が
映画産業全体に影響を与えることで、
俳優や脚本家の労働環境や雇用の面で
変化が生じる可能性はあります。
例えば、AIによって脚本が生成されたり、
デジタルで再現された俳優が
使用される場合、
人間の脚本家や俳優の需要が減少する
可能性があります。
これらのことを懸念する
俳優組合と脚本家組合側と
映画製作者協会とで
合意形成ができていません。
私たちが良い映画に触れるためにも
お互いに利益のある合意形成が
望まれます。
